これからマンガを描く上で思う事 – サブカルビジネスセンター

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2021.10.21これからマンガを描く上で思う事

新豊玉三郎です。サブカルBCで他の利用者と雑談している時「マンガを描き続ける時に下手をすると、マンガに殺される」と言われた事が。「マンガに殺される」と言うと物騒ですが、マンガを描く時の肉体的・精神的負担は物凄く、早世したマンガ家も少なくないのはひとつの事実です。利用者との話のあと、日本人初の女性オリンピックメダリスト人見絹枝が早世した時、人見の恩師の二階堂トクヨは「絹枝は、スポーツに殺されたのではなく、スポーツに死んだのです」と言った事を思い出しました。これは相当慎重に論を進めねばなりませんが、二階堂トクヨの言葉を借りれば、単に「マンガに殺された」と思われるより「彼はマンガに死んだ」と思われる人生を生きたいものです。当然、心身の健康に気を配りながら……。

 

このような話が出たのは、私と話をしていた利用者の年代が50代前後である事も関係してます。50代・60代(あるいはそれ以上)のマンガ家やイラストレーターは珍しくない時代ですが、あるマンガ家は「40代に入ると、自分の健康の事がまず話題の最初に来る」とも言ってました。そう言う世代なんです。画像は、マンガ家坂をのぼる私のイメージ。

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