【まさき】刀剣が繋ぐ過去と未来 – サブカルビジネスセンター

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2021.10.3【まさき】刀剣が繋ぐ過去と未来

 

こんにちは!まさきです。

 

皆さんは「刀剣」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべますか?

 

※画像「photoAC」より引用

 

「美術品」「武器」「物騒なもの」「綺麗なもの」等々、様々なイメージが浮かぶかと思います。
一昔前までは、刀剣類は壺や書状と並ぶマイナーな骨董の一種として数えられていました。

 

 

風向きが変わったのは2015年。ゲームメーカー・ニトロプラスからリリースされたブラウザゲーム「刀剣乱舞 -ONLINE-」、そして2019年から放送されたテレビアニメ「鬼滅の刃」に登場した「日輪刀」の影響が大きいかと思われます。これらのコンテンツがきっかけで、刀剣類は瞬く間に若い世代を虜にする美術品として注目を集める事となりました。

 

特に「刀剣乱舞」に関しては、刀剣に宿る付喪神・刀剣男士の造形の美しさや逞しさに多くのユーザーが魅了され、ゲームだけに留まらず、2.5次元舞台(ストレート演劇)やミュージカル、アニメに実写映画、更に全国の美術館とのキャラクターコラボで注目を集める事となります。広島県福山市のふくやま美術館でも、過去に三度、刀剣乱舞とのコラボ展示が実施され、この秋からも新たなコラボが実施されています。

 

 

▼ふくやま美術館「2021年度秋季所蔵品展」×「刀剣乱舞-ONLINE-」コラボレーション
https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/fukuyama-museum/239127.html

 

 

更にその影響力は広まり、太平洋戦争後に行方不明となっていた国宝の大太刀「蛍丸」を復元し、元々奉納されていた熊本県の阿蘇神社に再び奉納する為のクラウドファンディングまで立ち上がりました。
このクラウドファンディングには、上記ニトロプラスの社長・小坂崇氣氏も最高額の270万円を出資、そして開始一日目にして早くも約2000万円を達成し、最終的には目標額である550万円を大きく上回る約4500万円を達成する事となりました。

 

 

▼蛍丸伝説をもう一度!大太刀復元奉納プロジェクト始動!
https://camp-fire.jp/projects/view/289705

 

▼名刀「蛍丸」、復元が始まる クラウドファンディングで4500万円集まる
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1602/29/news121.html

 

 

これらの試みから分かるように、刀剣が持つ魅力は計り知れないものであるという事が分かりますね。

 

勿論現代では銃刀法違反に抵触するので、刀剣類を所持する事(但し、美術品として価値が認められているものはこの限りではない)はNGですが、明治時代の廃刀令以降、刀剣が作られる過程における鍛冶や板金、彫金、組紐、漆などの技術は海外に輸出され、その過程で刀に関わる様々な職人が新たな美術家となる流れが出来始めます。

 

 

そして、今年8月には、「刀剣乱舞」が全面プロデュースする、「」「」「」という三振りの新たな剣を奈良県石上神社に奉納する「はじまりの剣」プロジェクトが行われました。
この奉納行事には、舞台刀剣乱舞で「三日月宗近」を演じた俳優・鈴木拡樹さん、同じくミュージカル刀剣乱舞で「三日月宗近」を演じた黒羽麻璃央さん、そして「刀剣乱舞」のメインテーマ曲を手掛けた松任谷由実さんの三名が列席し、過去の刀剣文化への思いと、未来の刀剣文化の発展に願いを馳せました。

 

 

▼刀剣乱舞 剣奉納プロジェクト 『はじまりのうた はじまりの剣』〜刀剣文化と願いを未来へ〜
https://youtu.be/X1tNl8LoF2A

 

 

未来の刀剣文化の発展、そして今まで眠ったまま未発見になっている刀剣たちの発見といったニュースにも、今後目が離せませんね。

今回は、刀剣という美術品が持つ計り知れない可能性や魅力を綴ってみました。相当長文になってしまいましたが…。笑

 

 

 

以上、まさきでした!

 

 

 

 

 

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