うつろな「空蝉」の話 – サブカルビジネスセンター

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2021.09.17うつろな「空蝉」の話

今回は「空蝉」の話です。

「空蝉」とは――
・この世に生きている人間。古語の「現人(うつしおみ)」が訛ったもの。転じて、生きている人間の世界、現世。うつそみ。
・空蝉 – セミの抜け殻(またはセミそのもの)を指す、夏の季語。
・空蝉 (源氏物語) – 『源氏物語』五十四帖の巻名の一つ。第3帖。また、その帖を中心に登場する架空の女性の通称。
(Wikipediaより引用)

このように色々な意味があります。
今回は蝉の抜け殻のことです。

もともと「現し身」「現せ身」で、生身の人間をさしたが、
のちに、「空せ身」空しいこの身、魂のぬけ殻という反対の意味に転じた。
これが、「空蝉」蝉のぬけ殻のイメージと重なったそうです。

夏になるとよく木や壁などに引っかかっているのを見る方もいるかと思います。
蝉が幼虫から成虫に羽化するときに残された抜け殻。
種類によって大きさも違います。
日本ではニイニイゼミやツクツクホウシ、ヒグラシなどは小型で、
アブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミなんかは結構大きいです。
また、大きさが似通っているものに関しては、色や形などでどの蝉の抜け殻なのかを見分けたりできるそうです。

ニイニイゼミと同じくらい小型の抜け殻は、かっ色でつやがあり、背がまるまったような形なのがヒグラシ。
白っぽくてつやがなく、まっすぐな形なのがツクツクボウシ。
最も大きくて金色を帯びるのはクマゼミ。ひっくり返すと足のつけ根にでっぱりがある。
触角が太く、毛が多いのがアブラゼミで、逆に触角が細くて毛が少ないのがミンミンゼミ。
(NATURE&SCIENCEより引用)
実際の図や画像でもないとさっぱりですね。

このように蝉の抜け殻でもよくよく見てみると、あのセミの抜け殻だ!という発見があるかもしれません。
ただもう9月なので、もうあまり自然には残ってないかもしれませんね…
セミ爆弾(死んでいるかのように見える気を失っているセミ)のほうが増える時期ですね。コワイ!

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