『浦沢直樹の漫勉』について – サブカルビジネスセンター

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2021.09.16『浦沢直樹の漫勉』について

新豊玉三郎です。皆さんは、NHKのEテレなどで放映・配信されている『浦沢直樹の漫勉(漫勉neo)』をご存じでしょうか? 浦沢直樹氏が、毎回レジェンド(この言い方は好きではないですが)級のマンガ家を取材するテレビ番組です。先日、サブカルBCの講師の方とこの番組の話題になりました。講師から熱く語られる話から、あらためてマンガの技術を学ぶ必要性を感じました。

 

恥ずかしながら、私はかつて池上遼一氏の回を見た時、圧倒され寝込んだり、しばらく筆が執れなかったりしました。しかし「あの人たちはバケモノだ、なんの参考にもならん!」で思考停止していては、描くものも描けません。漫勉に限らず、広く学びたいものです。

 

ここまで書いたあと、漫勉の東村アキコ氏の回を見る機会がありました。その中で東村氏は「アシスタントたちと話し合っているうちに描いている作品の新しい展開やテーマがひらめく事があり、それを大切にしたいからデジタルによる作画に移行しない」(以上、要約)と、述べていました。確かにデジタルだと少人数(あるいは、ひとり)で描く事が出来ますが、多人数での作画が必要なアナログ作画にはそう言う利点もありました。とは言え、それは大人数のスタッフを養えるメジャーな作家に限定された話かも知れません。

 

このように東村氏の回からいろいろ感じる事が出来たのは、サブカルBCで学び、自分の伸びしろを確認出来たからかも。

 

(画像はイラストACより、SRstar氏の制作したものを引用)

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