【まさき】今、講談が熱い。 – サブカルビジネスセンター

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2021.08.22【まさき】今、講談が熱い。

こんにちは!
先日二回目のコロナワクチンを接種したけど、副反応が全く出なかったまさきです。

これは、抗体がついたと前向きに考えるべきなのか、それとも自分がもう若くないという証拠なのか…。
せっかく解熱剤やスポドリを買い溜めておいたのになぁ…。

まぁ、無事に接種が終わったということで一先ずは安心しました!
ただ、接種後のコロナ感染の事例もあるらしいので、引き続き気を付けて生活していきたいですね。


話の「マクラ」はこのくらいにして、今日は「講談」の話題です。

※画像 photoACより引用 「新宿末廣亭」


講談とは、落語と似た寄席芸能であり、釈台と呼ばれる小さな机を前に置き、張り扇(はりおうぎ)と呼ばれる厚紙に和紙を巻いた扇子状の小道具をパンパンとリズムよく叩きながら、主に軍記物や実在した人物についての逸話を読み上げるものです。

落語との違いについては様々な方が言及していますが、分かりやすくまとめたものが下記の図です。


「少年マガジン」等でお馴染みの「講談社」の社名も、実はこの講談から来ているのです。

俗に「絶滅危惧種」と呼ばれた講談が今、百年に一度と呼ばれる程のブームを引き起こしています。
そのきっかけを作ったのは間違いなく、今やメディアに引っ張りだこの講談師・六代目神田伯山(かんだ・はくざん)先生でしょう。


伯山先生は2007年に三代目神田松鯉(かんだ・しょうり)先生に弟子入りし、神田松之丞(かんだ・まつのじょう)として修業を積み、活動を始めます。
2012年に二ツ目に昇進してからは寄席芸能ファンの間でも話題に上がるくらいの話術の高さと軽妙な毒舌で人気となり、そして2018年にはフジテレビ系列で放送されている大型ネタ番組「ENGEIグランドスラム」に多くの人気若手芸人と混じって出演し「宮本武蔵-山田真龍軒」を熱演。若い観客の心を一気に掴みます。
放送直後、Twitter等のSNSは、

 「講談面白かった」
 「神田松之丞さん、最高にカッコよかった」


と称賛の嵐に包まれました。


これを契機に、講談に興味を持つ若者が増え、中には自ら講談師の門を叩く若者が表れ始めます。


そして、昨年2月の真打昇進を機に、自身の一門である神田派の大名跡である「六代目・神田伯山」を襲名し、名実ともに神田派のトップに君臨することになります。
東京都内の各寄席で行われた襲名披露公演は連日満員が続き、席亭(寄席の経営者)や芸人仲間は嬉しい悲鳴に包まれました。


この各公演の様子は、伯山先生が開設したYouTubeチャンネルで見ることが出来ます。


◆神田伯山ティービィー
 https://www.youtube.com/channel/UC6sBGA0-ZWTG746AopMdaWg


寄席の裏側を撮影したドキュメンタリー動画は大変珍しく、2020年にはYouTubeチャンネルとしては異例のギャラクシー賞を受賞しています。
また、同チャンネルでは連続物である「畔倉重四郎」等の演目も無料で見ることが出来るため、興味のある方は是非講談の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。


話題は尽きませんが、お時間がいっぱいという事で、この話題はまたの機会に…。



以上、寄席芸能にも詳しいまさきでした!


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