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2021.07.29

『超神ビビューン』1話雑感

 新豊玉三郎です。こないだYouTubeの「東映特撮YouTube OFFICIALチャンネル」にてスポーツセレクションと銘打ち、東映特撮作品のスポーツを絡めたエピソードを配信してました。その中に『超神(ちょうじん)ビビューン』の第1話がありました。主人公が、オリンピックを目指す体操部所属の大学生と言う事で、放映時期もモントリオールオリンピック開催年である、昭和51(1976)年でしたので、こう言う設定だったのでしょう。第1話で主人公のひとり「月村圭(つきむら・けい)」は妖怪「バックベアード」に呪われ、その呪いを解く代償として超神ビビューンとなり、妖怪たちと戦う事になります。同じように超神ズシーンとなった渡部剛(わたなべ・ごう)と超神バシャーンとなった菅一郎(すが・いちろう)らの協力によりバックベアードを倒し、三人の妖怪退治がはじまるのですが、残念ながら今回配信は1話のみ。全話配信が待たれます。主人公たちの呪いを解いた人物「ダイマ博士(はかせ)」は、妖怪が苦手な光を放つ古代中国の「破邪の鏡」(これはバックベアードの「ギヤマン砕き」の術で破壊される)を持っていたり、呪いを解くのは破軍星(はぐんせい)を呼ぶ七星壇(しちせいだん)の儀式だったり(しかしセットは、西洋の魔術っぽい)と、中華風であります。これは私の推測ですが、前作にあたる『アクマイザー3』が『三銃士』が下敷きだったのに対し、超神ビビューンは『水滸伝』を下敷きにしていたのではと。証拠はありませんが。

 ところで、バックベアードと言えば『ゲゲゲの鬼太郎』で有名ですが、バックベアードは鬼太郎に先駆け「少年ブック」と言う雑誌の「世界の幽霊・おばけ100選」と言う記事において、北川幸比古と言う人が紹介しています。そこでバックベアードは「昆虫の目」とも呼ばれているのですが、超神ビビューンにおいては最初「空中に浮かぶ巨大な一つ目」として登場(途中で等身大の怪人然とした姿になる)します。これは脚本の伊上勝が、かつて東映実写版『ジャイアントロボ』で登場させた「ガンモンス」と言う怪獣のイメージもあるのでしょう。戦いに敗れたバックベアードは光の粒となり消えて行きますが、この演出は前述の北川記事の「昆虫の目」と言う記述から「虫の目→虫眼鏡→光」と言う連想だったのかも知れません。

 今回、このブログを書くにあたり、下記記事を参考にしました。
ブログ『世界の恐怖ショッカー』より「バックベアード初出?」(http://t-mhongou.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/201112-52012201.html)

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