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2021.06.29

80年代のロボットアニメのパラダイムシフト

 80年代のロボットアニメについての考察をしてみようと思います。 

 79年のガンダムによってアニメ業界に与えた影響は大変なものだったでしょうが、かといってすぐに大改革の時代に入ったというわけではなかったようです。理由は簡単、スポンサー企業のビジネスモデルが変わるのには今少し時間が必要だったからです。また、当のガンダムにしてみても、商業的、視聴率的には失敗作と思わていました。(もっとも、土曜日17:30~では視聴率的に苦しいのも当然。また、番組的にはスポンサー企業だまし討ち的に制作されていたそうです) 

 当時のアニメや特撮はあくまでもオモチャを売るためのものだったからです。超合金にしてめばえがいいもの、ギミックを組み込めるものを求めらていましたから、スーパーロボットへの揺り戻し、ストーリーはリアルロボット路線でありながら登場するロボットはスーパーロボットといったものなど、様々な試行錯誤が行われることになっていくことになります。問題なのはこのような変化は、メイン視聴者であった子供たち不在のまま進んだことによる、視聴者のオタク化であったことでしょう。これまでロボットアニメを支えてきた企業の撤退や廃業といった事態を生み出すことになります。 

 変わってロボットアニメを支えていくことになるのは、バンダイをはじめとするプラモデルメーカーであるのは皆さんもご存じの通りです。これによって、リアルロボットアニメの制作のハードルが下がり、対象年齢が上がることにより作品性重視、デザインの自由化が進むこととなりました。 

 また80年代よりOVAの発売が始まり、スポンサー企業の手を離れた作品制作が始まりました。注目すべきは、TVアニメのリアルロボット路線が進むことにたいするように、スーパーロボット路線が制作されるようになったことでしょう。 

 個々の作品についてはいずれ触れていきたいと思います。 

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