おいしい「タケノコ」のこと – サブカルビジネスセンター

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2021.05.28おいしい「タケノコ」のこと

みなさん、夏の風物詩と聞いてなにを思い浮かべますか?
海?蝉?それともスイカ?
今回は「タケノコ」の話です。

タケノコとは――
イネ科タケ亜科タケ類(一部はダイミョウチクやチシマザサなどのササ類を含む)の若芽。
日本や中国などの温帯から亜熱帯に産するものは食材として利用されている。
広義には、竹の皮(稈鞘)が稈に付着していて離脱するまでのものであれば
地上に現れてから時間が経過して大きく伸びていてもタケノコといえるが、
一般には食用とする地上に稈が出現する前後のもののみを指す。
夏の季語。(Wikipediaより引用)


はい、夏ってイメージはないんですがタケノコって夏の季語なんですね。
なぜかというと昔と今は暦が違うので、現代の春ちょっと過ぎたぐらいが昔は夏だったからです。
現代の夏頃だとほとんどのタケノコはグングン伸びきっていて、とてもじゃないが食べられません。切り倒します。

竹の成長はとても早く、ピークの時は1日で1メートル以上成長するそうです。ヤバいですね。
有名な昔話、竹取物語のかぐや姫もこの竹の成長スピードのようにぐんぐん成長しました。
また丈夫なので、道具や細工の材料にしたり、建材に使用したりと人間と密接に関わってきた植物です。
ですからその若芽が使われるのも当然と言えるでしょう。

タケノコを採ったことのことのある方はご存知ですが、
そのほとんどが固い皮で構成されています。
大きいものになるほど可食部も増えますが、その分皮も多くなります。
この皮を剝く作業が結構大変で、大きいとその分重くもなります。
昔はタケノコの皮で食品を包んだりするのに使用できましたが、現代では使うことはほぼありません。
大量に出るので廃棄するのも一苦労。
更に皮を剥いた後はアク抜きをしなければなりません。
収穫後、皮を剥いてすぐに茹でないとえぐみの原因となるアクが出始め、時間が経つほどどんどん強まっていきます。
なのでできるだけ早く茹でないといけないのですが、これもまた大変。
最初は強火にかけ、沸騰したら弱火にして、じっくりと1時間程度ゆでます。
ずっと強火でゆでれば短時間でやわらかくはなりますが、アク抜きが不十分なためえぐみが残ってしまうそうです。
茹でながら鍋に出てくるアクを取り、火を止めたらひと晩(8時間以上)しっかり冷まします。
こうすることでしっかりとアクが抜け、おいしくタケノコをいただくことができるようになるのです。
大変ですね。
(タケノコの調理参照元 FOODTE)

そうして下処理を終えたタケノコは調理されます。
どんな食べ方が好みですか?
タケノコご飯?煮物?汁物にいれたり炒め物に入れたり?
おいしいですよねタケノコ。
シャキシャキとした食感と山菜の持つちょっとした苦みと。
下処理は大変ですが、それに見合うおいしいさだと思っています。

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