猫丸のSFでれ映画館「GODZILLA怪獣惑星」 – サブカルビジネスセンター

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2021.05.7猫丸のSFでれ映画館「GODZILLA怪獣惑星」

猫丸です!

・・・という訳で、今まで遠慮してましたが いよいよ、猫丸の本丸に挑むときはきた!ということで、、、

「GODZILLA怪獣惑星」を論じようではないですか。 先に書いておくと、ゴジラはアニメだからだめ!とか二元論を語るつもりなし。

何しろ・・・・・・「進撃の巨人」(実写版)を弁護する少数派なもので、アニメだとか、実写だとかはさしたる問題ではなし。 ただ、以下の文はあくまでも個人的な「怪獣惑星」評。

個人のとらえかたなので、人の感想を否定するつもりはナシ。

さて、この怪獣惑星、怪獣に蹂躙され破滅する地球の姿を一挙に見せてくれるプロローグから始まります。 怪獣に破滅させられる地球、燃えるシチュエーション。 しかし、この一番、怪獣映画ファンが見たいところ、ここは(小説でということで)コラージュ風で一気に処理!

あれ?これって、どこかで観たような・・・・・・

そして、物語は、地球を脱出し、生き残った人々がゴジラを倒し地球を取り戻すため、荒廃した地表に降り立つところからメインストーリー。 そこは、ゴジラの遺伝子と同じ有翼生物などがうじゃうじゃいる世界。

人類は最新兵器で、苦戦しながらも、ゴジラを撃ったり、とびついたりの一騎打ち・・・・・・

あれ、この話運びの既視感は・・・・・・

そうか! これ、映画「サラマンダー」

絶対一番見たいドラゴンと近代兵器の大戦争をコラージュ風に処理したプロローグの後、ドラゴンに滅ぼされた世界で、親ドラゴンを撃ったり、とびついたり・・・・・・。

同じじゃないか。

一部の好事家しか覚えていない様な映画と、ほぼ同じ内容ってどうなの?

という以前に・・・・・・ そもそも植物組成のゴジラって・・・・・・ビオランテ?

という突っ込みもさておき・・・・・・ 都市との絡みがない怪獣モノって、基本的に駄目でしょう?

更に、生身の人間と同カットで絡むシーンも少なく、パワードスーツとの絡みだ、飛び回ったバイクから観たカットだ、あげくゴジラのディティールもわかりにくいだ、で・・・

・・・ 売りの筈の、最大級というゴジラのスケール感がまったくイメージできないのは、問題なのでは? 実写でできないことをできるアニメなのに、森と山しかない「ゴジラ対メガロ」風景で単体怪獣モノをされても・・・・・・。

これ・・・・・・アニメじゃなくても出来るのでは? アニメの意味って何? ウルトラマンの大群&地球人の合同戦線で、ヘラー軍団との宇宙戦争を描き、結果遅れること、30年後の「ウルトラ銀河伝説」まで、実写でそのイメージを実現できなかった、アニメの「ザ・ウルトラマン」を見習ってもらいたい!

そして、何よりも、話題になったあのラストのアレ・・・・・・ 某雑誌で、ある方も指摘していたけど・・・・・・

まさかの「デッドリースポーン」オチですか! というか、そのままだし・・・・・・

確かに伝説的モンスター映画ですが・・・ 一時期、日本のアニメでだらけにした、あの”牙だらけのモンスター”だけは・・・。

どんなオチかは、もちろんネタバレ同様なので書けませんが・・・・・・。 とにかく、どこまで一部の好事家が大好きな映画と同じにするのでしょうか?

まさか・・・ねらったのか? と、まぁ、色々問題はありますが・・・・・・

・・・・・・とはいえ、これからのゴジラを見据え、ファンを拡大する為に、アニメという選択をとったことと、後に「ゴジラSP」につながるので、可能性を広げた功績はアリなので高く評価。

次回は、3部作の「でるでるサギ」だった2作目を論じます、、、

追記) 小説「KAIJU黙示録」は、更に「怪獣惑星」と類似点が多いのですが、こういう怪獣モノが流行りなのかな?もしかして・・・・・・。

________ 記者「猫丸」紹介) 怪生物やオカルト娯楽道を極めたいと、 同人活動や、「ゲームと生活」等ゲーム文化に関係した講演、福山市の映画館主催の「ゾンビ映画」イベントで、司会等も担当するなど、様々にサブなカルチャーの活動中。 お仕事は常に受け付け中。笑

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