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2021.05.6

猫丸Sデレ映画館「ブラックパンサー」

猫丸です。本日のサブカルに役立つかもな映画は、、、「ブラックパンサー」!
この映画を楽しむにあたり、まず思い出してほしいのが、


世界史で結構初期に学ぶのが”世界4大文明”。 エジプト、インダス、メソポタミア、黄河・・・・・・。 あまりにも最初の頃に習うので、忘れがちだけども、この中に欧米は入っていないのです。

つまり、世界史を紐解けば、現代でいうところの途上国、とよばれる地域の数々こそが、実は、世界史上、もっとも優れた文明を持っていた場所なのであり、その文明の知識や文化を、蛮族として奪って発展したのが、いわゆる白人文化であったりするので、 アフリカ、というのは、世界で最も優れた地域として成立した歴史もありえた訳です。 で、このことが頭にあるのと、ないのとでは、本作「ブラックパンサー」の楽しみ方が格段に変わってくる訳です。

この歴史のIFこそが、実は本作の主な舞台ワカンダのバックボーン、世界観であり、また、白人による略奪の歴史に対する認識こそ、(と同時に、実際のアメリカの黒人開放運動における、穏健派のキング牧師と過激派集団<ブラックパンサー>をベースに)ブラックパンサーと、本作のヴィラン”キルモンガー”の思想の違いになっている訳です。

※本稿では敢えて”黒人”と呼称させていただきます。

つまり、本作は、真剣、真っ向から<黒人>という人種、歴史、そして未来を描いた映画、と言っても過言ではないかもしれません。

何より画期的だなぁと思ったのが、これまでのアメコミ映画は、(バートン「バットマン」以降で)ヒーローとヴィランが光と陰の関係が多く、ヴィランがたいていヒーローの自業自得で誕生する訳ですが、今回は価値観ではなく、あくまで思想の対立。

かたやヒーローは王室育ちのおぼっちゃんで、かたやヴィランは苦労で努力人。 どっちの思想もわからんでもないので、観ている人はどちらにも感情移入。 いやどちらかといえば、庶民としてはヴィランに共感する部分も・・・・・・ つまり、どちらも光ともいえる訳で・・・ どっちも正義、な訳です。 王となる者が誰もが持ち得る光と陰を別人格に分けた感じになっています(つまり逆だった可能性もある訳です)。

(それでいて、あるキャラのおかげでちゃんと、勧善懲悪のカタルシスも置き去りにはしていません) 主人公はよりはっきり現れた”自分の陰の部分”と向いあい、王としての成長をとげていき、その結果、主人公が最後にとる選択肢は・・・・・・

と、それは観ていただくとして・・・・・・ とまぁ、 単純なブラックエクスプロイテーション映画(黒人市場対象につくられる映画)やヒーローものではなく、シッカリとしたテーマ、マイノリティの本質を描いた映画としてもよく出来ています。 未見の方はぜひ!

↓画像は本文には関係ありませんが、、、「デートなう」にお使いください。

記者「猫丸」紹介)

怪生物やオカルト娯楽道を極めたいと、 同人活動や、「ゲームと生活」等ゲーム文化に関係した講演、福山市の映画館主催の「ゾンビ映画」イベントで、司会等も担当するなど、様々にサブなカルチャーの活動中。 お仕事は常に受け付け中。笑

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